概要

祐徳稲荷神社様は、伏見稲荷神社（京都府）、笠間稲荷神社（茨城県）とともに日本三大稲荷の一つとして数えられ、その歴史と信仰の深さから、年間を通して300万人以上のご参拝者が訪れています。

お客様情報

全国から訪れる多数の参拝者様情報、例えば住所、氏名、勤務先、初穂料、祈願事などを効率的かつ厳密に管理する必要があります。神社特有の項目が多くパッケージソフトでは対応が難しいため、これまではベンダーによる独自システムを導入し運用されてきました。
しかしオフコン版システムだったこともあり管理・運用コストの肥大化、そしてベンダーのサポート終了の問題も発生しておりました。そこで神社特有の項目でも管理できる柔軟なカスタマイズ性を持ち、十分なサポートが受けられると判断され、当社にシステムのリプレースのご依頼をいただきました。

「情報管理の改善」という観点から情報検索や抽出機能に重点を置き、迅速性と正確性を大幅に向上させました。またデータの整合性・一貫性を保つために、異なる表記で登録されている同一人物を統一して管理する「名寄せ」機能や同じ家族内の人物情報を集める「統合」機能、過去の入力情報を手直しするための「履歴保守」機能を新たに導入しました。
長い期間で蓄積されたデータの中には重複や表記揺れ、誤登録など様々なエラーが含まれていましたので、データ移行に際してこれらを洗い出し、クレンジングを行うことで効率的な名寄せやその後のデータ分析に効果を上げることができています。
このシステムでは参拝者の情報を時間軸に沿って追跡し、より深い分析をすることが可能です。また様々な形式での汎用データ出力が可能で、市販のソフトウェアとの連携も実現可能となりました。
トラブル発生時には電話対応に限らず、迅速かつ効果的なオンサイトサポートをご提供しています。このような徹底したサポート体制は、お客様からの信頼と評価を得ており、システムの導入成功を支える重要な要素となっています。